【防犯カメラ活用スタッフワーク改善】飲食店オーナー中級編【従業員が働きたくなる店づくり】

このブログでは、飲食店のオーナー、特に複数店舗を運営する方向けに、「防犯カメラの活用方法」×「従業員が喜んで働きたくなる店づくりができるノウハウ」を紹介します。

防犯カメラが見ていた、飲食店火災の意外な原因とは?

当ブログへのアクセス、ありがとうございます。

こんにちは、
防犯カメラ活用
スタッフワーク改善コンサルタント
菊池研太です。
 
今回は、防犯カメラが映していた事例です。
 
■飲食店での火災原因
 
飲食店における火災原因のトップ3です。
 
1.放置する・忘れる-------------53%
2.接炎(大きくなった炎が可燃物に触れる)------10%

3.過熱(発火点を超えた油など)--------10%

 

どれも、オペレーションの中で発生する

人為的なミスが原因のようです。

 

火をつけたまま放置が意外と多いんですね。

 

2016年12月の糸魚川市での大規模火災も

飲食店で火をつけたまま店を離れ、

放置してしまったことが原因とされています。

 

原因がわかれば、適切な器具の導入や

トレーニングの際の注意事項として教えやすくなります。

 

■原因がわからなかった火災

 

ある飲食店で、火災が発生しました。

 

新規オープンしてから1カ月もたたない時期でした。

 

まだ店がオープンする時間の前に出火。

 

従業員が出勤する前に出火したとのことで、

原因がすぐにはわからないケースでした。

 

・店内で発生しているので、放火ではない

・コンセント付近がよく燃えているので、電気火災かもしれない

・電気工事の業者の責任か?

 

このような状況のもと、検証がスタート。

 

この店舗は、開店当初から防犯カメラを設置していました。

 

店内や厨房にも防犯カメラを設置し、

食品事故や労災といった事案にも配慮された店舗でした。

 

この件では、鎮火後にレコーダーの映像が復旧できるかどうかが鍵でした。

 

幸い、ハードディスク部分は水没せず、データを取り出すことができ、

録画された映像を見てみると、オペレーションの重大な問題が

浮き上がってきていました。

 

■意外な原因

 

レコーダーは、火が回って電源が切れてしまうまで録画を続けていました。

 

映像が切れたところから逆再生していくと、不思議なものが。

 

その映像には段ボール箱が映っていました。

そして、いきなり段ボール箱から煙が上がり出火。

火種はどこにもないように見えました。

 

実は、そこは炊飯釜の上でした。

 

ご飯を大量に使用するため、火力の強いガスで

ご飯を炊いていたのですが、なんと、自動で点火し

従業員が来る頃には炊き上がっているという仕組み。

 

その炊飯釜の上に段ボール箱を放置して帰ってしまったため

自動的に点火し、段ボールが過熱、発火したのでした。

 

オペレーションの問題はその飲食店の社内で共有され、

複数あったほかの店舗でも対策及び注意喚起がなされました。

 

これが、防犯カメラがオペレーションの課題を見つけ出した事例です。

 

ですが、そのほかにも防犯カメラが教えてくれたことがありました。

 

■防犯カメラが教えてくれた事実

 

それは、当初疑われていた電気工事業者の

責任ではないことを証明する映像です。

 

なんの映像もなければ、本当の原因が

わからなかったかもしれませんし、

相当時間がかかったことは間違いないでしょう。

 

電気工事業者の責任者は、映像を見た瞬間

とても安心したそうです。

 

責任と自信をもってやった仕事ですので、

万が一の時は責任を取らなければならないと覚悟はしていたでしょう。

 

しかし、本当は自社の責任ではなかったことで

責任を取らされることは正しいことではありません。

 

防犯カメラを設置していることで、

責任をもって仕事をしている人間を

正しく助けることができる。

 

そんな事例でした。

 

防犯カメラの設置を通して、

正しく頑張っている人を守りたい。

 

それを実現できるんです。

 

最後まで見ていただき、

ありがとうございました。

 

 


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